糖尿病 〜合併症が恐ろしい疾病〜

 糖尿病はインスリンの作用不足で血液中のブドウ糖が細胞内に十分に取り込まれず、血糖値が高くなってしまう病気です。糖尿病にはふたつのタイプがあり、インスリンの分泌量がほとんどなくなる場合と、インスリンの分泌が不足して起こる場合があります。後者の場合は、ほとんど過食や運動不足などの不適切な生活習慣が原因で起こります。

自覚症状を見逃さないように

 糖尿病にははっきりした自覚症状がありません。ですから、気がつかないまま病気が進行してしまいます。さらに血糖値が高い状態が続くと合併症を引き起こしやすいので、注意が必要です。糖尿病性網膜症により失明したり、糖尿病性腎症では腎不全になる恐れもあり人工透析による治療が必要になります。

糖尿病を防ぐために

運動をする習慣をつける
ウォーキングやジョギング、水泳などの有酸素運動は血糖値が下がるので糖尿病の改善に役立ちます。できるだけ運動する習慣をつけましょう。

食生活を改善する
暴飲暴食をやめ、栄養のバランスのとれた食事を1日3食とるようにしましょう。アルコールの量も少なくしていきましょう。

ストレスをためない
ストレス解消になにか気晴らしをするようにしましょう。運動したり、趣味を広げたりして、ストレスをためないことが大切です。