痛風　〜関節痛を招く〜 　細胞の新陳代謝の結果生じる尿酸は、ふつう尿と一緒に体外に排出されますが、それがうまく排出されず血液中にあふれ、さらに関節に蓄積して激しい痛みを引き起こすのが痛風です。 　痛風になると急激に関節が痛み出します。症状としては関節痛ぐらいですが、痛風が進行すると心臓や腎臓に障害が出てくるので、注意が必要です。 　痛風は、食べすぎや飲みすぎによって尿酸が増えすぎたり、腎臓から尿酸がうまく体外へ排泄されないと起こります。尿酸値が高いと即痛風というわけではありませんが、医師の診断を仰ぐことが大切です。尿酸はプリン体という物質からできているので、プリン体を多く含むレバー、煮干し、いわしの干物、えびなどは控えるようにしましょう。 痛風を防ぐために ●食生活を改善する 動物の内臓などの高プリン体食を控え、肥満を防ぎましょう。尿酸の排泄を促す作用のある野菜や海藻をたくさん食べるようにしましょう。 ●アルコールを控える アルコールは尿酸をつくり、その排泄を阻害する作用があります。とくにビールはプリン体を多く含んでいるので控えるようにしましょう。 ●水分をしっかり摂取する 尿酸を排泄しやすくするために、水分をしっかりとって尿の量を増やしましょう。１日の尿量の目安は２リットル程度です。