肥満症 〜生活習慣病の温床〜 肥満は体内に過剰なエネルギーが蓄積した状態です。過剰なエネルギーは脂肪として体内にたくわえられ、体脂肪が増えて肥満になります。男女ともに中高年になると、肥満が目立ってきます。
様々な疾病の原因に
肥満になると内臓に負担がかかり、さまざまな病気を引き起こしやすくなります。中性脂肪が増えて高脂血症になったり、肥満によるインスリン不足で糖尿病の危険が出てきます。尿酸が関節に溜まると痛風の発作が起きるようになったり、血中コレステロール値の上昇で胆石症などになることもあります。また、高血圧を引き起こすことで動脈硬化が起こりやすく、心臓病や脳卒中の原因にもなっています。
肥満は生活習慣病の温床なのです。肥満と判断された人は、適度な運動とバランスのとれた食事でダイエットに励みましょう。肥満を防ぐために
●食生活を見直す!
体脂肪増加を招く高カロリーな食事を改めましょう。野菜や海藻類などカロリーが低く、食物繊維が豊富な食品をとるようにしましょう。カロリーの高い間食も肥満の原因です。●適度な運動をする
こまめに体を動かす習慣を身に付けましょう。体脂肪を減らすのにもっとも適しているのは、ストレッチやウォーキングなどの有酸素運動です。●ストレスをためない
ストレスは暴飲暴食のもとです。ストレスをためないことが一番ですが、食べる、飲む以外でストレスを発散できる趣味を持つといいでしょう。