高脂血症　〜血液中のコレステロールが増加〜 　高脂血症とは、血液中の脂肪分、つまりコレステロールや中性脂肪（トリグリセライド）が高い状態を言います。これらが多いと動脈硬化を引き起こし、高血圧、脳梗塞や心筋梗塞の原因になります。 コレステロール値に注意 　もともとコレステロールも中性脂肪も私たちの体に欠かせないものです。コレステロールはその性質からＬＤＬコレステロール、ＨＤＬコレステロールに分けられ、ＬＤＬは血液中に増えすぎると動脈硬化を引き起こすので悪玉、ＨＤＬは増えすぎたＬＤＬコレステロールを回収するので善玉と呼ばれています。中性脂肪が増えると善玉コレステロールが減ります。 　高脂血症の要因には、肥満（アルコールの飲みすぎ、糖分のとりすぎなど）があげられます。運動不足もよくありません。生活習慣と食生活を改善し、サラサラ血液を実現しましょう。 高脂血症を防ぐために ●食生活を改善する １日の摂取カロリーを見直し、食物繊維が多い野菜や海藻、きのこ類、イモ類を積極的に食べるようにしましょう。コレステロールの高い卵や動物性脂肪は控えめに。 ●アルコールのとりすぎに注意 適度なお酒は悪玉コレステロールの増加を抑えてくれますが、飲みすぎは中性脂肪を増やします。アルコールは節度を守って飲むようにしましょう。 ●積極的に運動を 有酸素運動をすると善玉コレステロールが増え、悪玉コレステロールを減らします。できるだけ運動によって体を動かすようにしましょう。