尿酸は痛風の原因物質としてよく知られています。細胞の核のもとになっている核酸の代謝によってできます。プリン体という物質を多く含む食品(レバー、魚卵、牛肉、豚肉など)を多量に食べ続けた場合も体内の尿酸は高くなります。また、過労や激しい運動でも上昇する場合があります。
腎臓の機能が正常かどうかを調べる代表的な検査です。たんぱく質がエネルギーとして使われた時に、燃えかすとしてアンモニアが生じます。アンモニアは毒性なので、これに二酸化炭素を結びつけて無害にしますが、こうしてできるのが尿素窒素です。腎機能が低下すると、有毒物質を腎臓で尿中に排泄できなくなるために血液中に増えてくるのです。
クレアチニンとは、アミノ酸が筋肉の中でエネルギーとして燃焼したあとに生じる老廃物で、腎臓の糸球体から排泄されて、尿中に出ていきます。そのため、糸球体に障害があると十分に排泄されずに、血液中に増加します。